「2024年度開催日割および重賞競走」が発表されました。ユニコーンステークスが京都競馬場のダート1900mになり、また阪神競馬場のスタンドリフレッシュ工事があるとの事で、宝塚記念、阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークスが京都代替開催になっています。
宝塚記念の京都開催は度々ありましたが、阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークスの京都開催は初めてですが、阪神3歳牝馬ステークスになる前年、イブキマイカグラが勝った1990年の阪神3歳ステークスは京都開催でした。更に遡ると、1980年、1956年が京都開催でした。朝日杯フューチュリティステークスの方は、関東開催の時代はずっと中山開催。関西に舞台を移してからはずっと阪神開催だったので、こちらは正真正銘初の京都開催となります。
昨年の時点で既に告知されていましたが、3歳の馬齢重量が通年で57キロに変更となり、またG3別定戦が全て馬齢重量に変更となります。この変更から、来年のダービーを含めた春季クラシックとNHKマイルカップも当然影響を受ける異なると思い、馬齢戦ダービーになるか58キロ化するだろういう話は以前にも書きましたが、結果として58キロ化するのではなく、馬齢戦化するという事になります。まだ、開催毎の番組が出てないので未確定ではありますが、馬齢重量と同じ斤量なのに定量戦のままという事はないと思いますので、表記の変更が起きるはずです。
■変更前
3歳 牡57キロ・牝55キロ
■変更後
3歳 牡・牝 馬齢
特に記載がない点ですが、菊花賞が馬齢戦となったのが2003年。その時にも特に「馬齢戦」になるという事は書かれていないようです。斤量の増減がないので「負担重量の変更」には書かれていないという事であれば、恐らく同じ対応なのだと思います。
トライアルと本番が同斤量になるというのは、京都新聞杯が菊花賞トライアルとなっていた時代以来です。京都新聞杯と菊花賞を連勝するという事が起きていました。春季クラシックではしばらく起きていないトライアル勝ち馬のクラシック制覇が起きる時代がまた始まるかもしれません。
これで次の牡馬クラシック三冠馬誕生の起点が出来ました。10年後の2034年、グレード制導入50周年に誕生するスターを楽しみにしたいと思います。