競馬番組理論への誘い

クーのブログ

2023年天皇賞(秋)

2023-10-29 02:00:25

 2012年以来の天覧競馬となった今年の天皇賞(秋)。「競馬法100周年記念競走」のサブタイトルも急遽付いての開催となります。

 登録段階ではスターズオンアースが勝つのではないか?と思っていたのですが、天覧競馬になるという発表と同時に爪を理由に回避となり一旦振り出しになりましたが、いずれにしてもイクイノックスが勝たないという想定は変わらず。ではどの馬が勝つのか?という結論はドウデュース。単純に言えばウオッカ。

 相手は大阪杯馬ジャックドールか、或いは札幌記念馬プログノーシス。いずれも今年から58キロ定量戦になった競走ですが、大阪杯を他のG1に合わせて58キロにしたのはまあわかるとしても、G2である札幌記念を58キロしたのが解せない部分があり、ここを使いたいのでは?と感じます。もっともジャックドールも札幌記念経由ではあるので、2頭が相手筆頭

 プログノーシスに関しては、金鯱賞を勝ち、57キロG1と通って札幌記念勝ちからの参戦。これは丸っきり去年のジャックドールと同じ。足りなかったのが58キロ定量戦歴だったと思い、58キロとなった今年の大阪杯で本命にしましたが、今年のプログノーシスに関しては、58キロを札幌記念でクリアしていますので、昨年のジャックドールと同じにはならないのでは?という気もします。

 もう一頭、個人的な出目の流れでダノンベルーガを消せないので少々追加しますい。イクイノックスを3着にした3連馬券も。後気になるとしたら、プログノーシスとジャックドールの組み合わせでしょうか(悩ましい…)。

  ◎ドウデュース
  〇ジャックドール、プログノーシス、ダノンベルーガ

 さて、天覧競馬の天皇賞(秋)という事で、2012年のデムーロの最敬礼がまた話題になっていましたが、過去に天覧競馬となったのは他に2005年があります。

  2005年 エンペラーズカップ100年記念
  2012年 近代競馬150周年記念
  2023年 競馬法100周年記念

 いずれも記念サブタイトルが付いていますが、実は幻の天覧競馬があったという事を初めて知りました。それはもちろんニッポーテイオーが勝った1987年。この年は上皇陛下が皇太子殿下だった時ですが、本来なら当時天皇陛下だった昭和天皇が行幸される予定だったはずですが、当時既に体調が悪く、天皇賞(秋)の直前の9月22日に宮内庁病院で手術を受け、10月7日に退院したばかりでした。当然キャンセルになった訳ですが、それでも天覧競馬をやるタイミングではありました。

  1987年 天皇賞競走施行50周年記念

 段取りは出来ていたが天皇陛下が行幸されるような体調ではなかった為に皇太子殿下が代理を務めたというのがあの天皇賞(秋)だったという事です。幻の天覧競馬から18年後の2005年は、JRAにとっては待ちに待った天覧競馬だったのでは?と思います。当時東京競馬場にバイトに行っていた時期なので、色々規制もあり大変だったなという記憶がありますが、今思うと悲願だったのだろうと推測します。

 そんな幻となった1987年を含めて「4回目」となる天覧競馬の中で異質なのが2012年。勝ったのが外国人騎手のデムーロでした。「近代競馬=洋式競馬」という事だからこそ、外国人騎手が勝つというのも納得しました。

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