競馬番組理論への誘い

クーのブログ

宝塚記念 回顧

2023-06-26 18:00:05

 「2着かな」と書いたイクイノックスが勝利した宝塚記念。土曜の深夜には「イクイノックスは絶対に勝つ」に気持ちは完全に変わっていましたが、結局相手探しが失敗しているので結果は同じでした。単勝130円を特定した所で特に意味はないと思いアップはしませんでしたが、友人に送ったメッセージの内容を回顧として残しておきます。

 イクイノックスがやろうとしていたのは「3歳で有馬記念を勝った天皇賞馬」が「明け4歳で次のファン投票G1を勝つ」という事ですが、前回いつ誰がこれと同じ事やったのか?というと、それは1985年の有馬記念のシンボリルドルフ。イクイノックスはこれを宝塚記念で挑戦していたと思います。これは昨年のエフフォーリアも同様です。

 3歳有馬記念馬が4歳で宝塚記念を勝つという事例は1996年のマヤノトップガンが最初にやっていますが(グレード制以降で有馬記念馬が宝塚記念を勝ったのもここが初めて)、菊花賞馬のマヤノトップガンは天皇賞(春)を負けてから宝塚記念を勝つという形でした。以降、マル外を除くオルフェーヴル、ゴールドシップといったクラシック馬は、天皇賞を負ける事で宝塚記念を勝てたという事が言えると思います。これはクラシック馬として天皇賞を勝ったシンボリルドルフが宝塚記念を取消した事からの教訓とも言えます。昨年のエフフォーリアもまた皐月賞馬だった訳で、負けるべくして負けたという事になります。

 イクイノックスとエフフォーリアの一番の違いはクラシック馬ではないという点。つまり、イクイノックスは昨年のエフフォーリアとは違い、クラシック馬にならなかったからこそ「3歳で有馬記念を勝った天皇賞馬」として「明け4歳で次のファン投票G1を勝つ」という、1985年のシンボリルドルフの有馬記念でやった事を今年の宝塚記念でやれるならば、これはもう勝つしかないなという結論になりました。ルドルフが取り消して空白になっていた3枠の穴を埋める宝塚記念だったと思います。それともう一つ、今年から天皇賞(秋)と同じ芝2000mの大阪杯が58キロになったというのもタイミング的はあったと思います。ここを待っていたという感じでしょうか。

 相手は古馬G1初出走の他世代のミホシンザンなら妙に気になっていたドゥラエレーデしかないのでは?と鼻息を荒くしていたのですが、「古馬G1初出走馬の他世代=斤量が違う馬」という事なら、スルーセブンシーズを拾わないといけなかったのかというのは完全に負け惜しみです。

 (外)シンボリクリスエスはどうなんだ?という突っ込みはあると思いますが、気になるようでしたらそこは自身で仮説を立ててみると面白いのではと思います。

 この後イクイノックスは有馬記念には出走しないと思いますが、もし出走するならその時は馬連万馬券を期待したいと思います。

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