2024年度の競馬春季番組が発表ました。既に来年の春季クラシックが馬齢戦になるという事はわかってはいましたが、改めて番組を確認するとダービーはもちろん、桜花賞、皐月賞、オークスから斤量の表記が消えました。これで10年後の2034年に向けた牡馬クラシック三冠馬誕生がセットされたはずです。
2023年
牡57キログラム・牝55キログラム
2024年
牡・牝
さて、今年の2歳世代から馬齢重量が変更になりました。
区分 | 2歳 | 3歳 | ||
---|---|---|---|---|
9月まで | 10月~12月 | 9月まで | 10月~12月 | |
雄及びせん | 54kg | 55kg | 56kg | 57kg |
雌 | 54kg | 55kg |
区分 | 2歳 | 3歳 | ||
---|---|---|---|---|
9月まで | 10月~12月 | |||
雄及びせん | 55kg | 56kg | 57kg | |
雌 | 55kg |
春季番組は、馬齢重量が牡馬57キロ・牝馬55キロとなり、G3別定戦に関しては、馬齢重量+収得賞金1800万円以上の馬1キロ増から馬齢重量に変更。既に馬齢重量だったトライアルと本番も馬齢重量となり、重賞競走とリステッド競走のトライアルを走る限りは一律馬齢重量になります。これによりG3別定戦では57キロを超える斤量を背負えなくなりました。
ただ、ジュニアカップなどのリステッド競走には別定戦が残っており、こちらは馬齢重量+収得賞金で58キロを背負う可能性がありますので、58キロ歴がもしかしたら意味を持つ可能性がありそうです。
今年馬齢重量を引き上げたのにも関わらず、G1競走に他の競走と斤量差を設けなかったのはちょと不思議に感じます。ここに関しては恐らくですが、もう一段変化(G1を58キロをする)をする可能性を残したのだと思います。なので、そこでまた牡馬クラシック三冠馬誕生がセットされると期待します。
今回の馬齢重量の変更でもう一つ大きなトピックは、牝馬は夏季デビューから秋華賞までずっと同じ斤量であるという点。この辺は桜花賞までに考えてみたい所ではあります。